『砂の王国』が面白かった

砂の王国(上) (講談社文庫)

最近、カルトがテーマの小説にハマっています。

カルト的な集団にのめり込んでしまう心理や、そういった組織をつくっている人の思惑・心理術などが、へぇ~って感じで面白いです!

 

特に面白かったのが『砂の王国』ですね。

一気に読んでしまいました。

  

砂の王国

 

3人のホームレスが結託して、宗教を立ち上げるお話です。

主人公は、運悪くホームレスになってしまった元エリート会社員。

 

超絶美青年なのに変わり者のホームレスと、人心を読む能力は一流なのに労働意欲のない辻占い師と手を組んで、0から宗教組織を作っていく。

そのホームレス生活や、宗教組織が成長する過程がリアル。宗教ってこんな風にできるんだ~って。

 

ドン底からのサクセスストーリーと思いきや、後半は徐々に雲行きが怪しくなっていき、、、ハッピーエンドではないですね。

 

金はあるが欝々とした生活の会社員を辞めてホームレスになり、何故か心身状態が良くなる。世間への復讐として宗教組織を立ち上げて成功するが、そこで頑張りすぎた結果、以前の自分に戻るという、、、なんだかなぁって感じでした、、、

 

会社で上手くいかず、誰も信用できず、全てをなくしてしまった主人公の世間に対する考え方とか所々共感できました。