me_mの日記

フリーターのぼちぼち生きる毎日。読書感想や思ったことを書いています。

『砂上』を読んだ

砂上

先ほど、桜木紫乃著『砂上』を読み終えました!

 

先週の王様のブランチで紹介されていたのがきっかけでこの本を手に取りました。

番組をチラっとみたところ、「書くことに憑りつかれた女性」が主人公であると紹介されていたので、小説を書きながら現実と虚構の区別がつかなくなって病んでいく女性の話かなぁとか思っていたのですが、全然違いましたね…

 

感想

一人の女性が小説を書くことを通して、過去の出来事や自分の生き方と向き合うお話。

 

主人公は40過ぎバツイチでアルバイトをしながら小説家を目指している女性です。

そんな主人公に容赦なく鋭い言葉を浴びせる敏腕編集者と出会い、小説を書き進めながら主人公は少しづつ変わっていきます。

 

登場人物である主人公の母、ミオがかっこいい。

『砂の上に「生えた」と表現したようほうがふさわしい女たちだった。』

とあるように、頼る人がいなくても、前向きにひとりで図太く生きていける女性たちの逞しさを感じました。

 

また一つの作品を書きあげるために作家がどれだけ苦悩してるかがわかりますね…。小説はこうやってできるのかと。

 

孤独な女性の生き様、物書きの苦悩が垣間見える、面白い小説でした!